新米教育担当アツコ、がんばる! 第1回 プロローグby 平井厚子

<プロローグ 突然の教育担当指名>

2020年6月。ここは大阪の中堅プラスチック容器メーカーのミオツクシ株式会社。

入社5年目のオオサカアツコさんは総務部で給与計算を中心に、人事業務を担当しています。

上には人事リーダーのアサミさん、同僚に経理担当のコバシさんとタヤマさん、庶務担当のサガネさんがいます。

この4月に後輩のフジムラさんが入社しました。

ツナゴーカ 働き方コラム

ある日、アツコさんはダイモン社長に呼ばれました。

「どう、新人のフジムラくんは?」
「まだわからないですね。でも一生懸命で、私の言うことも素直に聞いてくれます。」
「フジムラくんにはおいおいオオサカさんの仕事を引き継いでもらうとして、じつはオオサカさんには新しい仕事をお願いしたいんだよ。」
「え?新しい仕事ですか?」(え、なに?しんどいのはヤダよ・・・)
「教育担当をやってもらいたい。」
「教育担当?」(はぁ?なにそれ?!)


「そうだ。いまうちの会社では管理職になったら外部の研修に派遣するのと自己啓発の援助、資格取得奨励くらいしか教育制度がない。これでは今後の競争に勝てない。」
「はい・・・」(急にそんなこと言われても知らんし・・・)
「新人教育もいきなりOJTじゃなく集合教育もいれたいし、若手の定着率もあげたいが、特に急ぎたいのがリーダーの育成だ。次の管理職に登用できる社員を早急に育成したい。そのために君に教育担当として企画からたててもらいたいんだよ。」
「いえ、私、教育なんてやってことないですから、無理ですよ!」(冗談でしょ!)
「いや、もう決めた。君なら全社員のことも頭にはいっている。ただ人事と教育は違うから、その点は気をつけてくれよ。」
「社長、その意味も私にはわかりませんし・・」(かんべんしてよ、もう!)
「そうだね、勉強してもらうことはたくさんあるよ。君にとっても成長のいいチャンスだと思う。がんばってくれ。」
「はあ・・・」(なにこれ、どういうこと?)

茫然自失のアツコさんの前に現れた社労士

席に戻ったアツコさんは茫然自失状態です。ちょうど来社していた社会保険労務士のタナベ先生がアツコさんに声をかけました。

「オオサカさん、こんにちは。・・・ん?なにかあったの?」
アツコさんは突然教育担当に任命されたこと、なにをしたらいいのか全くわからないことをタナベ先生に訴えました。
「だったらいい人を紹介してあげる。キャリアコンサルタントのアサクラさんて方。」
タナベ先生はさっさとアポどりをして、アサクラさんとの打合せ日程を決めてくれました。

アツコさんはとりあえずアサクラさんに会ってみることにしました。(続く)


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この記事を書いたキャリアコンサルタント

平井 厚子
平井 厚子
IT企業で25年人材育成に取り組んできました。その後就職支援で現実の労働市場に直面して視野を広げ、会社側の視点と労働者側の視点とニーズの両方を肌で感じて自分の中に取り込めたと思います。
働き方改革は従業員の能力開発、仕事の仕組みの見直しを伴ってこそ、実のあるものになります。ぜひ人材育成の視点からお手伝いさせてください。

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