「採用が上手く行かない」に対応するポイントとは?by渡部幸
空前の売り手市場と言われる現在、「採用が上手くいかない」と悩んでいる企業様からの声を非常に
多く聞きます。経営者の方々、採用担当の方々は自社の「何が問題」なのか、細かく掘り下げてみた
ことがおありでしょうか。
いろいろな業務の課題解決と同じように、採用の問題も問題の大きさを「小さく」「小さく」分析していく
ことでわかりやすく、解決に向かいやすくなります。私は、多くの企業を支援させていただくときに、まず、
「何が問題なのか」を詳しくお聞きするようにしています。
私が、採用に関する問題解決にあたりお伺いすることの多い項目
以下は、私が、企業の採用に関する問題に当たる際に、とりわけよくお伺いする項目です。
・求人広告への反応がないのか
・広告や求人情報を出している媒体はどこで、どのような内容なのか
・いつ、何回位広告を出しているのか
・欲しい人材は中途採用なのか、新卒なのか、それはなぜか
・中途採用の場合、どの位の経験の何歳位の人を希望しているのか、それはなぜか
・「応募はあるが、欲しい人材ではない」と考えている場合、応募者にどのような試験をして
どんな結果だったからそう考えるのか
・・・・など具体的にお聞きしていくと、「その他のやり方や選択肢も考えられるのでは?」
という質問が出てくることが非常に多いのです。
問題の細分化や深堀りで、求める人材も明確に
採用側の方々は、忙しい業務の中でなかなか自身の課題について深堀する時間が
ないのかもしれません。しかし、ただ単に求人広告側にお任せで何度も広告を出していくのは
時間と経費が非常にもったいないのではないでしょうか。
私のサポートしたある企業は、「こんな人材が欲しい」という部分を明確にしていってから
広告だけでなく、方々の知り合いにも具体的に声をかけ、そのような中から自社の価値観や
方針に合った人材を採用していっています。数十人の規模の企業ですが、そのような方法を
使うこともできるのです。
「採用の悩み」を解決するためには、まず問題を細分化し、小さくすることから始めて
みませんか?
この記事を書いたキャリアコンサルタント

- 産業カウンセラーとキャリコン資格を持ち10年以上活動しています。著書『採用側の本音を知れば就職面接は9割成功する』他 人事経験者として採用支援・定着のための育成、仕組みづくりが強みです。働く人と企業双方がイキイキと活躍できるよう全力で取り組みます。
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